第13話最終回「The Auto Memory Doll and "I Love You"」
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   俺が捨てた道具は ギルベルトの犬になった
 だが、両腕を失い 主を失い 何もかも失くしたその果てに… 
 何故かそこに、立っていた。
 The tool I discarded become Gilbert's pet.
    But after losing both of her arms, her master, and everything else the world, 
 There she was....standing there.

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ありがとうございます
Thank you very much.








メルクロフ中将のさらなる銃弾によって破壊されるVioletの右手。
銃槍の弾が切れる。近づくViolet。飛び降りようとする中将を蹴りルーフに留める彼女。
同時に宙に再び舞うブローチを大佐が受け止め、Violetに投げ返す。...
ふう...これが無くなってしまったら俺は途中で視聴を辞めるつもりでいた。
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危機は去らない。メルクロフの口から「甘いな」の悪態が。
例の鉄橋の両岸には爆薬が。機関室の緊急停止ブレーキは効かない。
川に身を投じるメルクロフ。Violetは客車の非常ブレーキを回した後、
さらに鉄橋の爆発物を排除しにかかる。
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時間はない。
反対側の処理をベネディクトに任せ
鉄骨に固定されたボルトごと爆弾を引き剥がそうと残された左手に渾身の力を込めるViolet。
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負荷がかかり砕ける鋼の指。それでも残った指で必死で剥がし落とす。
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外れ砕け散る左腕。体勢を崩し落下しそうになるVioletを
ベネディクトが寸前に掴み上げる。爆発。

再び彼女は自らの両腕と引き換えに大切なSomethingを守る。
それを見つめる大佐の顔が印象的だ。列車は止まる。
"Vioket!"列車の窓で叫ぶカトレアの声が渓谷に響く。橋は守られた。
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かつて「その手で手紙を書くのか?」そう大佐がいった彼女の指は手は腕は
ブーゲンビリア兄弟を、カトレアをベネディクトを、そして彼女が書いた手紙の
依頼主たち全ての命を心を救う手でもある。
冷たい質感の彼女の義手はあたたかな慈愛のメタファーとしてこの物語では描かれている。
シリーズで彼女の手首のアップが多いのはそういう理由なのだ。
砕かれてもまたいつか再生される愛の普遍。
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和平調印式は滞りなく終わり。街は民は歓喜に酔いしれる。
その歓喜を見つめるVioletとベネディクト。
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「終わりました...」The war is over.
「ああ..    どうした?」Yes. What's wrong?
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「終わったのに...  」Even through it's over.. 

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全て終わったのに「彼は帰らない」そう言いたげだ。

(程なく修復されたと思われる)右の義手でタイピングされる
戦争で死んだ息子宛の手紙の代筆シーンを通してVioletの気持ちが代弁される。
彼女は「よく...わかります」父の気持ちに寄り添い共鳴する。
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航空祭(An Air Show)。戦争でしばらく中止になっていたライデンの街の5年ぶりの行事。
全ての人が愛しい誰かへの想いを手紙を書き記しそれを空からまくのだ。
そして想いを届ける。この父の息子手の手紙も、そのお祭りのためのものだった。
ライデンシャフトリッヒ版七夕。または流し灯篭。そのお祭り用の手紙で多忙なドール。
それプラス、郵便社で働く皆んなも書くのね、自分の手紙を。そう皆んなに願いはある。
カトレアが促す...
「ヴァイオレットも書いてみたら?」Why don't you write one,too,Violet? 
「今の貴方が思う通りに書けばいいのよ。心のままにね。」
  Just write how you feel. Fellow your heart.
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「心の........」
  my heart..








ようやくこのターンがきた。1話で最終回はきっとこうなるはずだと
想像していたその展開。Violet, 俺も読みたいよ、少佐への手紙を。
ルクリアにせかされて書いた報告書みたいなやつじゃなく、君の心の手紙を。

...でも、書けないんだな。
(少佐と最後にテントで交わした会話の回想 *おそらくラストへの伏線かと
カトレアとホッジンスに書けなかった事を語る彼女。


「心はあるのです。」I have feelings.
「あったのです..  あの時も」I had them, even back then.
「ですが... わからないのです」But.. I don't know what...


「少佐に何を伝えたいか?」You don't know what you want to say to the major?
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下を向くVioletにホッジンスが勇気を与える。
締め切り過ぎてるけど俺が祭りの事務局に直接持ってくから、
朝までに短くてもいい、一行でもいい、「書くんだ」と。

そこに来客の案内が。
「失礼します。
Violetにブーゲンビリアと名乗るお客様が...」
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もう思いっきり飛び出していくViolet
少佐だ、きっと!そんな感じ。もちろんそこにいたのは兄。
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大佐に連れられVioletは初めてブーゲンビリア家の母に会う。
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少佐と同じ瞳の母に。
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「貴方は?」Who are you?
「Violetです。母上が会いたいと..」This is Violet.
The one you wanted to meet.
「ああ、そうだったわ」Oh, that's right.

「あの子がここに引き取って欲しいと...やっときたのね」
 The one he wanted us to take in. You finally came.
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「はい」Yes.

「ギルベルトは一緒ではないの?」Is Gilbert not wit you?

「母上... ギルベルトは...」Mother, Gilbert is...

「一緒です。」He is with me.
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「あの子の瞳と同じ色だわ」That's the same color as his eyes.

「美しいわね?」Is beautiful, isn't it?

「はい....  美しいです」Yes. It is beatiful. 

「それで、貴方ギルベルトとはどういう?」And, So, what was your relationship with Gilbert?

「少佐は、私を拾い、育て、使ってくださいました.. ですが...」
   The Major took me in, raised me, and employed me. But...
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「わかってるわ... インテンスの戦いであの子は..」I know. He passed away at the battle of Intense.

「そうです。その話をするためにきてもらったのでしょう?母上」
  That's right. That is why you had her come here, isn't it, Mother?

「そうだったわね..」It was, wasn't it?

「貴方のせいではないわ」It wasn't your fault.
「貴方が背負わなくていいのよ」You don't have to carry that burden.
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「ディートフリートはね、もうギルベルトのことは諦めろというの..
   あの子だって出来はしないのに...二人はね、子供の頃からそれは仲のいい兄弟だったのよ」 
    Diethard told me to give up on Gilbert already. Even through he can't do it himself.
 The two of them were very close since they were young.

「あの子は... 生きてる。」My son is alive.
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!!







「心のなかで..」Inside our hearts.
「だから、決して忘れない。」That is why I will never forget him. 
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「思い出すたびに辛くてもずっと想って生きていくわ。 だって、今も..」
  Even though it may be painful, I will always carry him my heart. Because, even now..

「愛しているんだもの」I still love him 
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「は..い..」
  yes








ずっと泣きじゃくってるんだViolet..... "心が叫びたがってるんだ"

もらい泣きしそうになるのを何とかこらえた。
そう言いたいのは彼女だって一緒だよね。
全部母上が言ってくれた。

屋敷を後にするVioletに大佐が声をかける。
「あいつのぶんもお前は生きろ!生きて、生きて生きて..そして死ね。
   これが..俺からの最後の命令だ。」
  You must live to honor his memory. Live. Live a long life. And then die. This is final order.

なんという愛に満ちた”死ね”だろうか。
弟を愛して愛してその想いに満ち満ちて死んでゆけ、そう生きろというエール。


「もう.. 命令はいりません。」I...no longer need orders. 

言われなくてもわかってますよ。これは私の意志・私の想い。そう言いたげだ。
Violetは穏やかな微笑みを浮かべて一礼し帰っていく。
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それを見送りながら、冒頭のモノローグが今度は対となって語られる。

   俺が捨てた道具を ギルベルトは道具として扱わなかった
 だから、両腕を失い 主を失っても 
 あいつからもらった大切なものを、決してなくすことはないだろう。
    Gilbert didn't treat her like a tool like I did.
    That's why even though she lost both arms and her master,
    she will never lose all the important things he has given her.

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Violetの心の準備はできた。雪の夜、彼女はついに少佐への手紙を書き終える。
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航空祭当日。
晴れ渡る空。最終回でようやく流れたViolet SnowのBGMと共に
数多の人の想いが詰まった手紙が街に舞う。
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エリカが最近ベネディクトにご執心だったとは。
そのベネディクトが社長宛の手紙を書いたと聞いた時の彼女のうろたえは
クスリと笑わせてくれた。社長ホッジンスの未来の子供宛の手紙は
まるでVioletを見守り続けた父親のような内容だ。

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「たくさんの人の想いが空から降ってきます」
 All of these people's feelings are falling from the sky..

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少佐..









最後にVioletの手紙が読み上げられる。ほんとうに素直な今の気持ちが。

To my beloved Major Gilbert.
How are you? I hope all is well with you.
Where are you right now?
I hope you are not stressed out.
Spring, summer, autumn, and winter. Many seasons have passed,
but I'm still waiting for your return.
At first, I didn't understand.  I didn't understand any of your feelings.
But I started learning about emotions, from this new life you have provided me.
Through writing letters for others.Through the people I have met.
I still believe that you are still alive out there somewhere.
That is why, I will continue to live my life.
I may not know what lies ahead, but I will simply live.

And if we should ever meet again...
this is what I would tell you.


Violet Letter




































I now understand what the words.......

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"I love you" mean.
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"春も、夏も、秋も、冬も、幾つも季節がすぎましたが
少佐のいらっしゃる季節だけが巡ってきません"
には、我慢していた涙を持っていかれた。
スミレの花びらにVioletの涙のような水滴がひとしずく落ち、生きる命を指し示すカット。
乾いていた彼女がとうとう潤いのある人間的な成長を遂げたことを象徴するかのような
美しい演出。その名を名乗るのにふさわしいそういう資格を持ちえたということか。

"
未だ明快に規定できないそいつ。僕もぜひその答えを彼女とともに見つけていきたい。"と
その厄介な代物の解を求めて
Violetと一緒に歩んできたこの物語。
「愛してるも、少しはわかるのです」と、
自分の言葉で、
自身から溢れてくる感情のままに素直にそう綴られる手紙。
彼女は一つの解を見つけたようだ。

最初は少佐の気持ちが何一つわからなかったと言ってるけれど
ほんとうはどこかで気づいていたでしょ? 自分の気持ちには。
それこそ彼の瞳を初めて見たときから。
最初はその感情を表現する言葉を持ち合わせていなかっただけで。
...とはたから見ていてそう思いましたよ。

「少しは」
奥ゆかしく、くすぐったい。
でも「全てわかるのです」は彼女には似合わない。
だからそれでいい。
まだ彼女の旅は続くのだから。これから生きて生きて生きるのだから。
俺だってそうだ。全てわかるわけじゃない。一緒だよ。
まだまだわからない事だらけだから探している。
"Love"たるものが何なのかを。その全てを。
そのために生きているのだから..そう思いたい。

"少しはわかる"今ならきっと言える。
"愛している"をきっと伝えられる。


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そしてヴァイオレット・エヴァーガーデン 彼女の日々は続いていく。
最後は、そんな精一杯生きる彼女へのご褒美だ。
(もう命令はいらない... その境地へ至ったからこそ得られるものもある。)

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